イベント案内

イベント案内

「おいでよ美幌峠!フォトコンテスト」審査員長講評
 阿寒国立公園80周年、美幌峠祭り60回を記念して行われたこのフォトコンテストですが、四季様々な表情を見せる美幌峠を舞台とした作品のレベルは、初回ですがかなり高く感じました。
総点数194点と言うことで初回のフォトコンとしては申し分のない応募点数でしたし、美幌峠の持つ景観の多様性を感じる作品が多数応募されたことは成功だと言えると思いました。
 さて、審査ですが、観光物産協会の方と町内のレベルの高い写真家の方々に審査員としてご参加いただき、皆さんで審査をしましたが優劣付けがたく苦労して選んだ次第です。
 最後にここ数年は国内旅行者のみならずインバウンドからも注目される道東ですが、このようなフォトコンテストが開催された事は来訪者増加のきっかけとしてとても意義がある事だと思います。そして今後より多くの方が撮影に来て下さる事を祈るとともに、地元の方々も美幌峠が、北海道でも有数の景観を有すると言うことを改めて知って頂ければ、よりこのフォトコンテストの意味が大きくなると思います。
最後に、受賞された全ての方々に心よりお祝い申し上げます。


審査委員長 佐藤 臣里(プロ写真家)

グランプリ
「語らい」 桧枝 広美(網走市)
美幌峠の見事な朝日の中でカップルがシルエットで題名の通り語り合っているシーンが写し出されていますが、朝日だけでもシャッターを切りたくなる好条件の中に、おそらく旅行者と思われるカップルをタイミング良く、バックを計算して的確な場所にシルエットとして写した感性は素晴らしいと言えます。
また、少しタイミングがずれてもこのような作品として完成しなかったので、写真の持つ一瞬の芸術としてもすぐれた作品です。
今回のフォトコンテストは町内外の方々に美幌峠の魅力を再発見していただき、さらに選ばれた作品を見た方々に来訪を促す事も目的の一つですので、まさにこの写真はグランプリにふさわしい作品と言えます。
   
準グランプリ
「美幌峠の星空」 内海 大輔(釧路市)
内海大輔氏の「美幌峠の星空」ですが、美空ひばりの歌碑に補助光を少し与えた上で高感度での露出で見事に天の川を写し込んだ技術力と星の季節的な角度の知識は。今まで多く美幌峠の星空の作品を見てきましたが、この作品の力量が群を抜いていたと思います。
  準グランプリ
「霧氷の朝」 神部 邦一(美幌町)
神部邦一氏の「霧氷の朝」は、冬場に幾度もチャンスがない大きく成長した霧氷を足場の悪い笹原のところでアングルを工夫し、美幌峠のシンボルの柱と斜里岳をうまく写し込んだ努力の作品です。
地元の方だとお伺いしましたが、さすがにロケーションと気象条件を把握しているからこそ撮れた一枚だと感心致しました。
入 選
「光龍現わる」 
佐藤 智一
(中標津町)
入 選
「湖面へと続く路」 
東 鉄夫
(札幌市)
入 選
「峠の夏」 
林 範明
(北見市)
 
入 選
「雄大なる絶景」 
高橋 米子
(弟子屈町)
入 選
「峠の夜」
 本橋 照
(北見市)
 
佳 作
「オリオンと美幌峠」 
本田 誠治
(遠軽町)
佳 作
「静寂」 
近藤 俊六
(江別市)
佳 作
「冬晴れ」 
東 鉄夫
(札幌市)
佳 作
「昇陽」 
桧枝 広美
(網走市)
佳 作
「屈斜路湖に舞う」
大江 平次郎
(北見市)
佳 作
「厳冬の展望」 
伊藤 和敏
(美幌町)
佳 作
「厳かな朝」 
塩浜 郁夫
(北見市)
佳作・朝日賞
歌碑「日の出」 
吉住 茂
(美幌町)
審査員特別賞
「樹影」
塩浜 郁夫
(北見市)
ジュニアグランプリ
「みんなの美幌峠」 神野 天杜
(大空町)

もどる